私たちの日常にひそむ「微量元素不足」の危険性 私たちの日常にも、微量元素不足の危険はひそんでいる。
倉澤隆平博士が長野県で調べた興味深い結果を紹介します。
約1400人の住民の血清中の亜鉛濃度を調べたところ、血清亜鉛値80マイクログラム/デシリットルを基準にして考えると、
長野県の人びとは亜鉛欠乏の傾向にあることがわかった。
長野県の人びとだけが特殊な食事をしているわけではないので、これは日本国民全体にも当てはまると考えられる。
老齢化ともに亜鉛が不足していくことは、以前から指摘されていたが、亜鉛が不足すると、食欲減退や生活活性の低下、抑うつ傾向、味覚異常が現れ、長期に病床にある場合には褥瘡(じょくそう)などが起こりやすくなると警告されている。
現在までに、人体からは亜鉛を含むタンパク質や酵素が300種類以上発見され、細胞への亜鉛の出し入れを調節しているトランスポーターも約30種類ほど知られているが、これらと亜鉛欠乏との関わりは、これからの研究を待たねばならない。
いずれにしても、健康を守るため、あるいは病気の原因を探る方法の一つとして、微量元素をよく考えることは大切だ。
亜鉛が不足気味な方は気を付けたいですね。
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